静岡みかんって?

機能性表示について

「機能性表示食品」とは「機能性」(健康の維持及び増進に役立つ効果)を表示することができる食品のこと。2015年4月にスタートした「機能性表示食品制度」において、生鮮食品で初めて表示が認められたのが「三ヶ日みかん」です。その後、静岡みかんの産地では、続々と申請が受理されています。

2017年現在までに機能性表示食品に認められた4つの産地を、静岡みかんライターが取材してきました。受理までの苦労話や今後の意気込みをお聞きしてきましたので、ごらんください!

「みかんの栄養」コラム

JAみっかび
営農柑橘部 柑橘課 藤原 康司 (フジワラコウジ) さん
機能性表示の取り組みに関するエピソードを聞かせてください。
2015年4月1日に、機能性表示食品制度が始まり、同年9月にJAみっかびは早生、青島みかんを対象に、生鮮食品としては初めて「三ヶ日みかん」として届出が完了しました。
生鮮食品として第1号の届出だったため、書類の審査は綿密にチェックを受けました。書類は、最終的に17回も修正を重ね、機能性表示の届出をした出荷段ボールについては8回、リパック用の袋のデザイン・キャッチフレーズ等については9回の修正を行い、当時の担当者は大変苦労をしました。
そんな苦労を乗り越えて、同年11月の早生みかんの出荷から、「機能性表示食品」として販売が始まり、取り組み開始から今年が3年目になります。
この取り組みにより、みかんの消費量を伸ばし、みかん産業全体を盛り上げていけたらと思います。
機能性表示食品、機能性表示みかんの販売方法について理解していただくために、JA関係者、流通関係者(市場・仲卸・販売店)などを対象に取り扱いに関する勉強会を実施しています。こうして、皆さんにご理解とご協力をいただいて、機能性表示みかんを新たな販売ツールとして認知度を上げているところです。
サプリメントなど、加工された健康補助食品に頼るばかりではなく、農産物を食べることで、健康維持を目指していただきたいですね。
産地の特色を教えてください。
南向きの温暖な気候の上、日照時間が長い事と、土に石が多い土壌のため水はけが良いので柑橘栽培に適しています。
11月上旬から早生の出荷が始まり、主力の青島みかんは貯蔵技術の向上により、4月上旬頃まで出荷が続きます。
生産者・消費者の反応は?
2015年に機能性表示食品として初出荷された際には、全国初の取り組みということもあり、メディアで多数取り上げられ、注目度の高さを実感しました。また、JAみっかびのブランド力アップに繋がったと思います。
2017年に静岡県が行なったモニターアンケートによると、静岡県内のみかんが機能性表示食品として販売されていることを知っていた人が23%、約4人に1人が知っていたという結果で、一定の認知度があることがわかりました。今後、さらに県や経済連と連携して、「機能性表示食品としてのみかん」の認知度を、今以上に高めていく必要があると考えています。
一方で、表示方法の制限(届出資材のみの使用・売り場の区分など)が厳格で、店頭でみかんの機能性をアピールする販売方法が、小売全体の売り場に定着していないのが現実です。
販売店が機能性をPRして販売できるように、みかんなどの生鮮食品については、制度の規制緩和を期待しています。
生産者は、機能性表示の取り組みに対して、三ヶ日みかんのアピールポイントとなって消費拡大に繋がればと期待しています。そのためにも、高品質なみかんづくりと、毎年安定した量を出荷できるように努めています。




JAとぴあ浜松
果樹販売センター センター長 齊藤 直司 (サイトウナオジ) さん
機能性表示の取り組みに関するエピソードを聞かせてください。
生鮮食品では全国初の機能性表示食品として、JAみっかびが出荷をスタートしたのが2015年。同年9月にJAとぴあ浜松は、「青島みかん」「寿太郎みかん」を対象に「とぴあみかん」として、消費者庁に機能性表示の届出をしたのですが、書類不備など、認可までに予想以上に時間がかかってしまいました。
また、機能性表示に対応した段ボールのデザインにも約1年を費やし、本当に一筋縄では行きませんでしたね。
苦労の末、2016年11月に、みかんとして全国2番目の機能性表示食品の認定を受け、12月20日に初出荷されました。
年配の方には、身近な果物としてみかんを普段から食べていただいていると感じるのですが、機能性表示食品としてPRすることで、子どものおやつとして、子育て世代の方にも手にとっていただけたらと期待しています。
果樹販売センターでは、小学校の社会見学を受け入れ、見学の際にはみかんの試食もしてもらっています。こうして、みかんの長所、美味しさを伝えると共に、「とぴあみかん」のファンになってくれたら嬉しいですね。
みかんが機能性表示食品として浸透するまでに時間がかかるかもしれませんが、販売店と上手く連携して店頭でPR活動をするなどして、認知してもらえたらと思います。そのためにも、機能性表示食品(生鮮食品)の販売方法に対する規制が今より緩和されるといいですね。または、産地ごとではなく、「みかん」が機能性表示食品として認可されれば、市場や販売店等で今以上に積極的にPR活動が展開されるのではと期待します。
ところで、β-クリプトキサンチンは、糖度の高いみかんに、より多く含まれることをご存知でしょうか。果樹販売センターでは、光センサーで、1つ1つの糖度を計測・管理し、一定の糖度以上のみかんのみを出荷しています。今年の夏は雨が少なかったため、味が濃く、美味しいみかんに仕上がりました。みかんの中でも糖度の高い「青島みかん」「寿太郎みかん」を、健康増進のためにたくさん食べてくださいね。
産地の特色を教えてください。
浜松市北部と湖西市を含む大規模エリアで、800人弱の生産者がみかんを栽培しています。温暖な気候と長い日照時間を活かし、6月のハウスみかんを筆頭に、極早生、早生、青島みかん、寿太郎みかんと続き、静岡県内や中京地方、関東地方など各地へ出荷されます。更に、ネーブル、せとか、はるみ、デコポンなどの中晩柑を含めれば、JAとぴあ浜松管内で収穫された柑橘類を一年中お楽しみいただけます。
生産者・消費者の反応は?
2016年の初出荷を新聞に取り上げられた際、女性のお客様から問い合わせがあり、健康づくりに関心の高い方に注目されていることを実感しました。
機能性表示食品としての「β-クリプトキサンチンは骨の健康維持に役立つ」という効果の他に、肝機能を高める、血糖値を上げにくくするなど、β-クリプトキサンチンがもたらすと言われる健康効果に注目が集まっています。現在も、みかんの摂取がどのような生活習慣病の予防に役立つかを明らかにするため、専門機関で調査が進められています。
調査によって健康効果の証明ができれば、「みかん=健康に良い」というイメージが広く知られることでしょう。消費者の方にみかんの良さを知っていただくことで、消費拡大に繋がればと思います。
機能性表示の取り組み開始以降も、生産者はこれまでと変わらず、味が良く、消費者の皆さんが安心して食べられる美味しいみかんづくりに一生懸命取り組んでいます。皆さんからの「美味しい」の言葉が励みになっています。




JAしみず
営農部 柑橘果樹課 真田 光将 (サナダミツマサ) さん
機能性表示の取り組みに関するエピソードを聞かせてください。
2015年にJAみっかびが認可されたことを受け、JAしみずは、2016年1月から申請の準備に取り掛かり、書類を整えるまで何度も何度も修正を重ねました。
そして、機能性表示食品の書類作成に約1年を要し、申請までの準備が本当に大変でした。
2017年1月に消費者庁に書類を提出し、2017年3月に、生鮮食品の機能性表示食品として「清水のミカン」の届け出が完了しました。
届出をしている対象の品種は青島みかんと寿太郎みかんで、12月中旬から3月頃まで静岡県内や京浜地方、関東地方などへ出荷されます。
また、機能性表示の取り組みをきっかけに、消費者の皆さんに愛着を持ってもらえるものをと考え、出荷ダンボールのデザインを一新しました。JAしみずオリジナルキャラクター「清水のミカンファミリー」の「かんたくん」と「みーちゃん」を採用した、かわいくて楽しいデザインとなっていますのでご注目くださいね。
12月14日に青島みかんの初選果を予定しており(11月30日時点)、機能性表示食品としての「清水のミカン」初出荷の様子は、JAしみずの広報紙等でお知らせする予定です。
静岡県内では、大手スーパーや「アンテナショップ きらり」、「産直プラザ ふれっぴー」、「グリーンセンター」などの直売所で販売されますので、ぜひご利用ください。
産地の特色を教えてください。
JAしみず管内は、温暖海洋性気候に加え、第3紀層土壌という栄養の多い肥えた土壌のため、柑橘栽培に適しています。
青島みかんを主軸に、はるみ、こん太のブランド化を推し進めています。主力の温州みかんを栽培する組合員は約800軒で、茶やキウイフルーツ・プラム・梨などの落葉果樹との複合経営が盛んです。
また、大規模な基盤整備が行われ、生産者が作業しやすい効率的な農業経営を行い、みかんづくりに励んでいます。これだけ大規模なものは全国でも珍しく、JAしみずの特徴です。
生産者・消費者の反応は?
生産者は出荷前なのでまだ実感が湧かないようですが、消費拡大に繋がることを期待しています。そして、これまで同様、質の高いみかんづくりに、ひたむきに取り組むことに意欲を示しています。
また、「みかん=健康に良い」というイメージが浸透して、JAしみずが実施している「みかんオーナー制度」への申し込みが増えればと期待しています。
消費者からの反応は、今はまだ販売前なので特に見られませんが、青島みかんの出荷が始まり、健康志向の方を中心に需要が高まればいいですね。これをきっかけに、清水のミカンを知らなかった方が、食べてくれると嬉しいです。
「アグリフェスタしみず」や「みかん選果場見学会」などイベントを通じて、みかんの魅力、機能性表示食品の取り組みについて消費者の方にお伝えしていきたいです。




JAなんすん
南部営農経済センター 海瀬 孝保 (カイセタカヤス) さん
機能性表示の取り組みに関するエピソードを聞かせてください。
沼津市静浦地区・内浦地区・西浦地区で収穫された「青島みかん」「寿太郎みかん」を「西浦みかん」と称して届出をし、機能性表示食品として認可されました。
JAみっかびの取り組みが始まったことを受け、すぐに資料等を取り寄せ申請の準備を始めたのが2015年です。
許可を得るまでに大変だったことは、消費者庁に提出する書類が多く、中でもJAなんすんの特色である「寿太郎みかん」のサンプリングデータの収集・資料作りに苦労しました。また、機能性表示に対応したデザインの出荷ダンボールの許可を得るにも約1年がかかり、その大変さから、消費者が商品を選択する際の足がかりとなる適正な表示が求められていることを痛感しました。
すぐに効果が表れる訳ではありませんが、「1日当たり可食部270g(約3個)を目安に摂取することで骨の健康維持に役立つ」ということを、みかんの魅力のひとつとして知っていただきたいと思います。
産地の特色を教えてください。
JAなんすん管内では、味が良く、品質の高いみかん作りを意識して、約400軒の生産者が日々みかん栽培に励んでいます。
7月のハウスみかんから始まり、9月頃の極早生、早生、晩生と続き、最終的に寿太郎みかんの出荷は3月中旬頃まで続きます。長い期間、JAなんすん管内で収穫されたみかんが食べられるので、機能性表示食品の取り組みをきっかけに、より多くの方に試してもらいたいですね。
生産者・消費者の反応は?
機能性表示食品として実際に販売が始まるのが、2018年2月出荷予定の「寿太郎みかん」からになりますので、生産者もまだ実感がわかないようです。消費者の皆さんに安全で美味しいみかんを提供できるよう、栽培技術向上など常に上を目指して栽培を続けています。
今後、JAなんすんの広報紙で機能性表示の取り組みについてお知らせしていく予定ですので、消費者の方から反応があることを期待しています。




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